先月大坂の国立文楽劇場で行われた「錦秋文楽公演」が、現在、イープラスとミレールにて動画配信中です！！！実に9か月ぶりに再開したという文楽公演の本拠地大阪の公演を、家にいながらにして拝見できるというのはありがたい限りです。
今回の演目のラインナップは歌舞伎の舞台でお馴染みの名作ばかりですから、文楽をご覧になったことのない歌舞伎好きの方にも是非にとおすすめしたく思います。歌舞伎との違いや新たな発見が満載で、歌舞伎の舞台もより一層おもしろくなるはずです。
チケットは各部3000円で2020年12月14日（月）23時59分まで購入可能です。
手数料なしのミレールは視聴期間7日間、手数料ありのイープラスは視聴期間2020/12/15(火)23:59までという違いがあります。
ミレールといえば「歌舞伎オンデマンド」でもお馴染みの配信サイトですね。いろいろな煩わしいステップがないので、個人的には非常に使い勝手が良いなと感じています。
このすえひろの芝居仲間の先輩は、お好きな箇所を何度も何度も繰り返し聞いて楽しんでいるとおっしゃっていました。アーカイブ期間中何度も見放題というのは配信ならではの楽しみですね！在宅勤務のおともにも良いかもしれません。
初めての方にはどの演目もおすすめですが、個人的には第三部「本朝廿四孝」の藤蔵さんの三味線と勘十郎さんの狐を楽しみにしています！！！！！
勘十郎さんは狐を描くのもお上手でびっくりしてしまいました。
第一部：源平布引滝（げんぺいぬのびきのたき）
歌舞伎でいうところの「実盛物語」の場面です。歌舞伎の初演よりも約8年も早く人形浄瑠璃で上演されています。歌舞伎の舞台ではとにかく実盛役の役者さんのダンディさが際立つ演出ですが、果たして文楽ではどうなのでしょうか。
第二部：新版歌祭文（しんぱんうたざいもん）・釣女（つりおんな）
歌舞伎でいうところの「野崎村」の場面。悲恋の物語です。歌舞伎の「釣女」は立役の方が醜女をお勤めになりますが人形ではどんな感じなのかが気になるところです。
醜女という表現は現代の価値観ではなかなか受け入れられにくいものかもしれませんが、実際の舞台の醜女には明るい愛らしさがあるのですよね。そこが素敵だなと思います。
eplus.jp
第三部：本朝廿四孝
歌舞伎でよく上演される「十種香」「奥庭狐火」の場面にいたる前の部分も上演されていますので、改めて歌舞伎を見る時により楽しめるかと思います！
