歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【あす2日】南座 海老蔵歌舞伎 チケット一般発売!

あす2日(日)は南座で6月に行われる

海老蔵歌舞伎のチケット一般発売日です!

ただいま緊急事態宣言の発令に伴い、歌舞伎座をはじめとする歌舞伎公演が5月11日まで中止と発表されていますが、この公演のチケット販売に関しては今のところ行われるようです。大きな希望です。公演までに事態が終息し、無事に開催されることを願っています!

明治座に続いて行われる南座公演は公演期間10日間と少なく、大人気の勸玄さんもご出演とあって売り切れが早いと思いますので、早目のチェックをおすすめいたします。

公演の詳細

www.kabuki-bito.jp

一般発売日

2021年5月2日(日)10:00~

【チケットWeb松竹】

会期・上演時間

2021年6月4日(金)~13日(日)

昼の部 12:00~

夜の部 16:00~

チケット料金

一等席 15,000円
二等席 8,000円
三等席 5,000円
特別席 16,000円

みどころ

今回の南座公演はお正月の演舞場に引き続き「海老蔵歌舞伎」と銘打った、昼夜同一狂言の公演です。演目の内容は同月の明治座公演と同じです。こちらも公演日数が少ないので、このような感染状況下とはいえ争奪戦必至と思われます。何卒お気をつけください。

 

演目は「実盛物語」。時代物の名作として知られる演目です。

筋をざっくりと申せば、平家に追いやられる源氏を立て直すための重要アイテム「源氏の白旗」を託された女が、旗をつかんだまま腕を切り落とされて命を落とし、その腕がいろいろあって幼き子の元へ届き、将来の敵討ちを誓うというものです。

この幼き子=太郎吉をお勤めになるのが勸玄さんであり、見せ場がたくさんあります。

筋としてややこしい部分はいくつかありますけれども、海老蔵さんお勤めになる主役の実盛はとにかくカッコいい役どころであり、役者さんの存在感を味わうという点だけでも充分に楽しめる演目で、初めての方にも大変オススメです。

 

もう一つの新作舞踊「KABUKU」は、話題のSNS「Clubhouse」から生まれたものとのことです!なにやら新しい時代を感じますね。

内容が想像できませんが、人気の漫画原作者である樹林伸氏が原作を手掛けられたということで非常に興味深く思います。樹林伸氏といえば「金田一少年の事件簿」や「サイコメトラーEIJI」など90年代後半を小学生として過ごした身としては非常に懐かしい作品を多数手がけられている方であります。どのような舞踊作品になっているのか非常に気になるところです!

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