緊急事態宣言延長に伴う休業要請緩和を受けて、各社の対応が随時発表されています。
松竹株式会社では、歌舞伎座の五月大歌舞伎各部とコクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」を、来週12日(水)から開催するとのことですね!
素早い決断は日頃の厳重な感染対策の蓄積あればこそかと思います。本当にうれしいニュースで歓喜しております…!
自分の予定の有無にかかわらず、歌舞伎の幕が開くんだというだけで心に活力が湧いてくるようです。芝居はその場のその瞬間にしかない実体のないものですが、確実に街や人の心に灯をともしてくれるものだなと実感します。社会に必要不可欠です。
公演開催は本当にうれしいことですが、この緊急事態宣言中に急遽中止を余儀なくされた公演やイベントは歌舞伎の他にも山ほどあり、そこに数えきれないほどの人の営みがあったわけで、それらがあまりにも軽視されすぎているのではないかという思いが拭えません。
なぜ中止に追い込まれ、なぜ緩和されるのか、そこに科学的な根拠はあるのか、あまりにも雑かつ場当たり的で意味不明であり、呆れと怒りがふつふつと湧いています。日々あまりにも失望することばかりで堪忍袋の緒はとっくに切れていますが、とにかく今は歌舞伎をはじめとするエンタメ興行が一公演でも多く開催されるよう願っています。
希望者への払い戻し対応あり
歌舞伎座とコクーン歌舞伎、どちらも希望者への払い戻し対応があるそうです!体調に異変を感じた時の観劇取りやめへの後押しにもなり、本当にありがたいことです。
私も変異株のリスクが高まるなか劇場で迎えてくださる方々への感謝を胸に、劇場へウイルスを持ち込まないよう以前にも増して気を引き締め、細心の注意を払って生活したいと思います。皆様も何卒ご自愛ください。