今月上演予定の歌舞伎座・五月大歌舞伎!
緊急事態宣言発令に伴い、3日(月)~11日(火)まで一部上演中止となってしまい、現時点では12日(水)が初日になる見込みです。緊急事態宣言は月末まで延長の方針とのことですが劇場公演への影響は不明であります。
五月大歌舞伎第二部「仮名手本忠臣蔵」は、数ある歌舞伎演目の中でも最高峰の作品として知られる名作中の名作です。全十一段ある長い物語で、今回の上演ではおかる勘平というカップルにまつわる「道行旅路の花聟」「六段目」が上演されます。今回は勘平を長年の当たり役としている菊五郎さんがお勤めになる大変貴重な舞台であります、どうか一公演でも多く上演されますように。
12日に無事初日がくるよう願いながら、少ないですが一足先に過去のお話をまとめてみます。お話足りないので折を見て増やしたいと思います。。今回初めてご覧になる方にとって、何らかのお役に立てれば幸いです。
ざっくりとしたあらすじ
今月は違いますが通常は「五段目・六段目」とセットで上演されることが多いので、道行旅路の花聟の内容を含めて五段目からのあらすじをざっくりとご紹介したのがこちらの回です。
登場人物たちの思い違いが少しづつ運命を狂わせていくさまは、現代の演劇にも通ずるような巧みな構成だなと思います。仮名手本忠臣蔵が270年以上の時を経て今なお人気作であり続けている理由がよくわかります。
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おかる勘平とは
歌舞伎演目に登場するカップルたちの中でも特に有名なのがおかると勘平かと思います。赤穂浪士事件のうえではどのような人物たちであったのか簡単にご紹介したのがこちらの回です。