来たる4日、大阪松竹座の七月公演 関西・歌舞伎を愛する会 第二十九回 七月大歌舞伎のチケット一般発売が始まります!
関西・歌舞伎を愛する会は、歌舞伎発祥の地である関西で歌舞伎興行が厳しい状況に置かれてしまっていた時代に、地域での歌舞伎への関心を高め文化を復興を目指して発足されたボランティア団体です。
昨年の公演は残念ながら公演中止となってしまいましたので、2019年以来実に2年ぶりの開催となります。公演期間が2週間のみと短いので、早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
一般発売日
2021年 6月4日(金)10:00~
会期・上演時間
2021年7月3日(土)~18日(日)
昼の部12:30~
夜の部16:30~
休演:9日(金)
チケット料金
一等席(1・2階席)16,000円
二等席(3階席) 6,000円
みどころ
今回の七月大歌舞伎は昼の部「伊勢音頭恋寝刃」「お祭り」、夜の部「引窓」「新口村」と、昼夜ともに魅力的な古典演目が揃っています!
特に昼の部の舞踊「お祭り」は、\待ってました!/という大向こうの声に役者さんが「待っていたとはありがてえ」と返すという、客席と舞台の上でのやりとりがお約束となっています。2年ぶりの公演ですからますます味わい深いものとなるのではないでしょうか。今回は大向こうが禁止となっていますが、どういった演出となるのか気になるところです。
どちらの部も初めて歌舞伎をご覧になる方におすすめですが、どちらかというと昼の部の方がセリフや展開がわかりやすく、視覚刺激が強いように思います。
昼は夏らしいサスペンスドラマと爽快な舞踊、夜はしっとりとした人間模様を描くドラマ2本という具合ですので、お好みのテイストをお選びになると良いかと思います。
また秀太郎さんのご逝去に伴い、昼の部「伊勢音頭恋寝刃」の今田万次郎の役は孝太郎さんがお勤めになるそうです。どのようなご病状であったのか分かりませんが7月にはお元気でご出演の見込みであったのかなと切なくなります。今後の孝太郎さんのご活躍を楽しみに拝見しながら思い出を噛みしめたいと思います。
今回はこのようなご時世で自分自身は拝見できるかわかりませんが、開催されるだけでも心が躍るようです。毎年7月に出かけていた大阪の街を懐かしく思います。
そういえば、先日まで放送されていた連続テレビ小説「おちょやん」に登場した芝居茶屋岡安のモデルが道頓堀の今井だとわかったときはおおおと声を出してしまいました!
恥ずかしながら今井が芝居茶屋であったとは存じ上げませんでした…ワクワクしてしまいます。次回今井へ伺う際は、芝居町に思いを馳せながらきつねうどんをすすりたいと思います!!