本日、歌舞伎座にて六月大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
先日千之助さんの新型コロナウイルス感染が発表され、ご復帰までは休演され演出が変更となるとのことでした。無症状とのことでしたが、その後のお加減が気になります。後遺症などもなく無事にご復帰になることを切に願っています。
ワクチン接種が進んでいますが、まだまだ予断を許さぬ状況です。我々観客も劇場にウイルスを持ち込まぬよう体調管理を徹底してまいりましょう。皆様も何卒ご自愛くださいませ。
また、先日亡くなられた浮世絵師の鳥居清光さんが手掛けられた絵看板を、最新の絵看板として拝見できる最後の機会かと思います。心して拝見したいですね。
まさかの「桜姫東文章」グッズ…!
六月大歌舞伎では、四月に熱狂を生んだ仁左衛門さんと玉三郎さんの「桜姫東文章 上の巻」の続きである「下の巻」が上演され、通し狂言が完結することで再び注目を集めています!チケットもすぐさま完売しておりましたので、注目のほどがうかがえます。
「下の巻」では、桜姫が権助によってさらに堕ちていき、運命を狂わされた清玄は残酷な運命に翻弄される、ホラー映画顔負けの衝撃展開が繰り広げられます。楽しみですね…!
そもそも桜姫東文章は仁左衛門さんと玉三郎さんが「孝玉コンビ」と呼ばれていたころに共演されて大評判となり、従来のファン層を越えて若い世代にまで歌舞伎ファンのすそ野を広げたという伝説の舞台。1985年以来36年ぶりの上演です。
当時の熱狂ぶりについて、詳しくはこちらにお話いたしましたので、ご興味をお持ちの方はどうぞご一読ください。
なんと、四月に復刻版ポスター販売で話題になった昭和57(1982)年2月の南座公演のスチール写真をあしらったキーホルダーとしおりが販売されるそうですよ…なんだか懐かしい雰囲気のグッズで興奮しています…!オンライン販売は 6月18日(金)10時からとのことですので心して待ちましょう。
歌舞伎座のお土産屋さんではポストカードやクリアファイルなどが展開しているようですね…冷静に選べそうもないです。。在庫が充分に用意されていることを祈っています…!
六月大歌舞伎でもうひとつ注目を集めているのは、第三部「日蓮」かと思います!
「日蓮上人降誕八百周年記念」と冠して、スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」を手掛けられた横内謙介さんと猿之助さんがタッグを組まれた作品であります。
「ワンピース」がそうであったように、一体どのような世界の作品となるのか拝見するまで想像もつかず大変ワクワクしております。不勉強で日蓮上人について詳しく存じ上げませんので、これを機に学びとしたいです。