歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【8月23日まで購入可】令和3年夏休み文楽特別公演が配信で見られます!!

先日まで大阪の国立文楽劇場で上演された「令和3年夏休み文楽特別公演」の動画が、現在イープラスのストリーミングプラスで配信中です!!近ごろ国立文楽劇場ではコンスタントに配信をしてくださっていて本当にありがたいなと思います。

今回の配信も「夏祭浪花鑑」など歌舞伎でも人気の演目があります。歌舞伎との違いや演目の内容に関する新発見などさまざまなお楽しみが満載で、歌舞伎がより一層楽しくなること請け合いです。

 

また「夏休み」と題されているとおり小さなお子様向けのプログラムもありますのでご家族での視聴も楽しそうですね!文楽は人形劇ながら悲劇的でハードな内容のものがとても多いのですが、お子様にもわかりやすくてポップな演目が選ばれていると思います。おすすめです。

チケットは各部値段が異なり、視聴期間が一週間ずつ全3期に分かれています。複雑ですが配信演目は全期で同じです。現在1期が配信中で、最終の3期の販売は2021年8月23日(月)までです。

第一部:親子劇場

お子様向けの解説付きプログラムです。演目は「うつぼ猿(うつぼざる)」と、昔話でおなじみの「舌切雀(したきりすずめ)」です。

うつぼ猿のうつぼとはお魚のウツボではなく、矢を入れて運ぶ靭(うつぼ)という道具のことです。大名が靭の材料の革にするため、猿曳が連れていた小猿を欲しがりますが、小猿を死なせたくない猿曳はこれを断ります。猿曳を脅していた大名も、小猿のようすに胸を打たれ、許してくれるというおはなしです。お猿さんの人形がどういった動きをするのか気になりますね!

約1時間30分のプログラムで視聴料金は2900円です。

第二部:生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)

生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」は、講釈師の長話から読本、歌舞伎とさまざまな媒体で楽しまれてきたメロドラマを基にした浄瑠璃です。

恋仲に遭った男女が引き裂かれてしまい、やがて男は盲目となって名を変えてしまう。ひょんなことから二人はめぐり合うのだが、女は相手がかつての恋人だと知ることができず…という、王道のすれ違い恋愛ドラマです。江戸時代の人も恋愛ドラマのすれ違いが第好きだったのだなあということがわかり、親しみを感じる演目です。

約3時間20分で視聴料金は3900円です。

第三部:夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)

夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」は、歌舞伎でも大変人気のある夏の定番演目です。大坂の侠客たち、そしてその妻たちが、うだるような暑さのなかで仁義と仁義をぶつけ合うというようなハードボイルドな演目です。

文楽から歌舞伎化されたものですから、見比べてみると新たな発見がたくさんありそうです。歌舞伎では、主人公の団七が和彫りの総入れ墨もあらわに泥にまみれながら舅を殺す場面が見どころですが、文楽ではどのように表現されるのか気になりますね!

約1時間40分で視聴料金は3000円です。

チケット詳細

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