本日28日は歌舞伎座で上演されていた八月花形歌舞伎の千穐楽でしたね!おめでとうございます!
※写真は過去のものです
歌舞伎座再開から一年が経ちました。月初には猿之助さんの陽性反応と休演があり本当に心配でしたが、巳之助さんが立派に代役をお勤めになり、猿之助さんも無事にご復帰を果たされ、今月の公演が千穐楽まで開催されたことを本当にうれしく思います。良かったです…。
今月の芝居で特に印象深いのはやはり第三部の「義賢最期」でしょうか…。幸四郎さんの義賢の立派さといい、梅枝さんの小万のカッコよさといい、素晴らしい舞台でした。
「義賢最期」はしょっちゅう上演されているわけでもないですし、筋としてものすごくおもしろいわけでもないと思うのですが、これまでに見た義賢たちが鮮烈に記憶に残る不思議な演目だなあと思います。どの義賢も仁左衛門さんの要素が色濃く、こうして芸が脈々と受け継がれていくんだなあと感慨深く思います。仁左衛門さんの生の舞台を拝見することは叶いませんでしたが、継承されていくさまを客席から感じられるのはとても幸せなことです。次はどなたがお勤めになるか楽しみにしています。
現在も感染拡大の勢いが留まることを知らず、空気感染が主たる経路という研究者の方々の提言も出され、今後の演劇およびエンターテイメント公演はどうなってしまうのかとても心配しています。
出かける際にはご迷惑をおかけしないようこれまで通り不織布マスクの着用を徹底したいと思います。今後止まらざるを得ない時には、必要十分な補償がなされ、一日も早く事態が収束することを願っています。来月の初日も無事にやってきますように。