歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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仁左衛門さんが六月大歌舞伎を休演に…

今日はとても心配なニュースがありましたね…

www.kabuki-bito.jp

仁左衛門さんが六月大歌舞伎を休演なさるとのこと。頭皮に帯状疱疹を発症し、かつらを掛けることができないためだそうです…

代わりに第三部は玉三郎さんの「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に変更になります。

演目そのものの変更という大掛かりな事情からでしょうか、ここまで具体的な休演の理由が発表がされたことに驚きましたが、その他の体調は問題ないとのことで少し安心いたしました。とはいえ帯状疱疹は場合によっては恐ろしい病気と聞き、心配で心配でたまりません。どうか大事に至らず、御平癒なさいますように。

 

孝太郎さんのブログにも、帯状疱疹以外はご健康とのこと記されています。しかし、「以前より諸々症状があり、」ともあり、無理を押して私たちに素晴らしいお芝居を見せてくださっていたのだろうなあとたまらない気持ちになりました。

ameblo.jp

 

先月の30日に三味線の会で拝見した際にはお元気そうでしたし、ヘアスタイルもいつもと同じように見えました。とろけるような笑顔で私たちをほっこりさせてくださりながらも、実際は我慢なさっていたのだろうか…と、その痛みを想像するだけでもたまらず、心配でたまりません。叶うものならば、本当に代わって差し上げたいくらいです。

 

近ごろは本当に八面六臂のご活躍で、我々観客にとっても夢のような日々が続いていました。芝居のひとつひとつを思い出すと、同じ時代を生きることのできることへの感謝と喜びでいっぱいになります。人間国宝に認定されているというだけでなく、その存在そのものが宝なのですから、とにかくお健やかに、お大事になさっていただきたいですね。

今月来月はゆっくりとご静養になり、どうか一日も早く症状がおさまり、ご平癒なさいますようにと願うばかりです…。

 

六月大歌舞伎のチケットに関しては、チケットweb松竹からのメールによれば、松竹歌舞伎界事務局への電話にて対応してくださるとのことでした。ご希望の方は観劇3日前までの連絡が必須とのことですのでどうぞお気をつけくださいませ。

 

このすえひろも、今から六月のチケット取得とイメージトレーニングに全力投球しておりましたので、なにやらぽっかりと穴が開いてしまったようです…。

しかし、通常の休演発表よりもかなり早めの前もっての決定と発表はありがたいことですね。ご出演の方々にとっても休みやすい環境になっていたら良いのですが。仁左衛門さんに限らず、今後も歌舞伎役者の方々がお健やかに、体調不良を押してご無理なさることのないようにと切に祈っております。

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