本日3日から東京半蔵門の国立劇場で、令和4年7月歌舞伎鑑賞教室「紅葉狩」が始まりましたね!
歌舞伎鑑賞教室は主に初心者の方向けて毎年夏に開催されている解説付きの歌舞伎公演です。わかりやすい演目が選ばれていることに加え、チケットの価格設定が通常の歌舞伎公演に比べてリーズナブルですので、最初にどんなものを見ればよいのかお悩みの方には大変おすすめです。
今回の演目は刺激がたくさんある、目に楽しい演目ですので、初めての方やお子様、外国の方にもおすすめです。今月は対象年齢18歳までの親子割もあり、お子様に歌舞伎をとお考えの方には大チャンスです。是非にとおすすめいたします!
7月歌舞伎鑑賞教室 「紅葉狩」
今回の演目「紅葉狩」は、信州戸隠山での平維茂の鬼女退治伝説を描いた舞踊劇です。
歌舞伎というと江戸のイメージが強いかと思いますが、この演目は明治時代に作られたものです。明治時代は「庶民の娯楽であった歌舞伎を高尚な芸術にしよう」という機運が高まっていたため、豪華絢爛な仕上がりとなっています。
厳かな能を題材としながら、くまどりや鬼など歌舞伎ならではのド派手な演出、華やかな色彩がてんこ盛りです。「美しい紅葉の風景のなかにお姫様が現れたと思ったら、実は鬼だった」という大変わかりやすい内容ですので、お子様や外国の方も理屈抜きで楽しめる演目ではないかと思います。
現時点でチケットは購入可能です。一等席が4,500円というのもなかなかない機会ですのでぜひにとおすすめいたします!
また、7月公演には外国の方向けの解説付き公演もあります。歌舞伎をご覧になりたい外国の方が身近にいらしたら是非教えて差し上げてくださいませ。