歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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本日千穐楽 歌舞伎座 芸術祭十月大歌舞伎 2022年10月

本日27日は歌舞伎座で上演されていた芸術祭十月大歌舞伎の千穐楽でしたね!おめでとうございます!

※写真は過去のものです

荒川十太夫に感動

今月も上演中止となることなく全日程の幕が開いたこととても喜ばしく思います。

今月は急な用事によりやむを得ず第三部を見逃してしまいました。大変残念です。特に梅玉さんの光源氏がとても素敵だったと伺いました。せめて舞台写真を拝見してうっとりしたいと思います。

 

というわけで第一部、第二部だけの見物になりましたが、今月最も思い出深いのは第一部の「荒川十太夫」です。拝見してから結構日が経っているのですが、良いお芝居だったなあとじんわり思い出されます。おそらく後半になるにつれ味わいが増していったのではないかと想像しますともう一度拝見しておきたかったなあと、どうにかして時間をひねり出さなかったことを少し後悔しております。

しかしながら、今回相当の評判であったように見受けられますから、きっと必ず再演してくださるものと信じています!!同じ配役でもう一度拝見したい思いの一方、別の配役も拝見してみたい思いもあるのは、お芝居そのものが魅力的であったからだろうと思います。素晴らしいお芝居を拝見でき幸せです。

 

後半日程の歌舞伎座へ立ち入っていないのでわかりませんが、前半日程は客席が寂しく、素晴らしいお芝居をたくさんの方と分かち合えないことをさびしく思いました。特に「祇園恋づくし」のような喜劇の場合は、わいわいとにぎにぎしい劇場の方が笑いが増えそうな気がします。いろいろな要因が想像されますが、舞台の上の役者さんもさぞお寂しいことと想像します。

来月からはいよいよ歌舞伎座での團十郎襲名が始まりますから、連日大にぎわいの客席が戻るようにと祈っております。

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