8日から東京は人形町の明治座にて壽祝桜四月大歌舞伎が幕を開けました!
明治座の150周年を記念する公演ですから、客席もロビーも華やかににぎわうことを祈っております。東京の劇場では、歌舞伎座が最も歴史がありそうなイメージがありませんか?しかし実は、東京で最も古い劇場は「明治座」なんですね。演劇界激動の近代を支えた大切な劇場であります。
チケットはまだ等級により購入可能ですので、ご興味をお持ちの方にはぜひにとおすすめいたします。
明治座のチケットは席とりくんがおすすめ!1
歌舞伎のチケットは松竹直営の「チケットweb松竹」ほか各プレイガイドでも販売があるのですが、明治座の公演は明治座直営のオンラインチケット販売サイト「席とりくん」がおすすめです。名前がおもしろいですよね。
席とりくんでは、チケットweb松竹では残席のない等級でも余裕をもって購入できることがあります。無料で会員登録できますので、チケットweb松竹が空席なしとなっている場合はあきらめずにぜひこちらをチェックなさってみてください。
今回はお得なU25チケット(一等席9,800円)もあり、現時点でまだ購入可能のようです。9,800円は高価ですが通常価格は15,000円ですので、かなりお得かと思います。25歳以下の方はぜひこちらもチェックなさってみてください!
18歳以下無料ご招待も
さらに、「文化庁 劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業」にて18歳以下の方の無料ご招待があるそうです!近年コロナ禍でお子様方の芸術鑑賞・体験の機会が減ってしまっていることを鑑みての事業だそうです。これは素晴らしい取り組みですね!
開催日は公演期間中の土日で、席とりくんで前日17時まで申し込みを受け付けているそうですので、18歳以下の方はぜひチェックなさってみてください。
今回の明治座 壽祝桜四月大歌舞伎のポイントをごく簡単にご紹介いたします。
昼の部は、「義経千本桜 鳥居前(名シーン)」「大杯觴酒戦強者(お芝居)」「お祭り(舞踊)」の3つの演目が上演されます。
特に「義経千本桜 鳥居前」は、くまどりでド派手な衣装を身に着けた役者さんが「狐六法」という独特のステップで花道を引っ込んでいくという大変歌舞伎らしいシーンを見ることができます。さむらいに見えた人物が実は狐だった…というファンタジックな設定で、古典歌舞伎の魅力を存分に味わえると思います!
夜の部は「通し狂言 絵本合法衢(長編のお芝居)」。江戸時代に活躍した鶴屋南北という名作者の作品です。こちらはざっくりというと、とんでもない悪人が主人公で、ザバザバと人を殺したり平然と犯罪行為に走るというお話です。筋はとにかく奇想天外ですので、まずは難しく考えずに役者さんの魅力に集中するのがおすすめです。とんでもない悪をスタイリッシュにカッコよく見せてしまうというのも歌舞伎の大きな魅力のひとつかと思います!
今回はテレビでもおなじみの幸四郎さんが主役の左枝大学之助・立場の太平次を二役でお勤めになりますので、古典歌舞伎が初めての方も親近感をもってご覧になれるのではないでしょうか。
総じて初めての方にも大変おすすめの公演ですので、この機会にぜひ!