本日、歌舞伎座にて
團菊祭五月大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
團菊祭とは毎年五月に行われている興行です。明治の名優である九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の二人の功績を讃えるためのもので、ゆかりの家の方々が揃う大変華やかな公演です。例年活気に満ちていて初夏の到来を感じさせてくれます。
初心者の方にもおすすめの團菊祭
團菊祭は例年、初心者の方も楽しめる歌舞伎らしくて華やかな演目が並びます!歌舞伎は難しいのではと不安に思われている方にはぜひにとおすすめしたい公演です。
特に昼の部「壽曽我対面」では、歌舞伎といえばこれというようなくまどりを施した登場人物が登場します。物語のドラマ性というものは特になく、美しいワンシーンというような演目ですので、セリフの聞き取りが不安な方も安心です。
また昼の部では、松也さん、尾上右近さん、眞秀さんなどなど近ごろテレビでご活躍のお顔触れがご出演ですので、親しみを持って舞台を楽しめるはずです。初めての場合、お顔をご存知の役者さんが出ている舞台は大変おすすめです。お化粧をしているとその方だとわかりにくいという点もあるのですけれども、歌舞伎の舞台でのご活躍ぶりというのはやはり格別ですので、ときめくような瞬間もあるやもしれません。
チケットはまだ購入可能ですので、ぜひチェックなさってみてください!
ここのところ再来月の演目が初日に発表されるのがお決まりのようになりつつありましたが、七月大歌舞伎の内容は既に発表されていますね。昼の部は猿之助さんの通し狂言、夜の部は團十郎さんを中心とした見取り狂言という内容でした。
役者さんがぎゅうぎゅうにひしめいて接触し、水杯などの演出もある「め組の喧嘩」は、コロナ禍でしばらく見ることができないだろうなと思っていました!思わぬ早さで再び拝見することができとてもうれしいです。
襲名披露、團菊祭と続いて、團十郎さんが多くの役者さんとご共演なさるというのもうれしく、感慨深く思います。今後もぜひ多くの古典に取り組んでいただきたいなと思います。