本日3日より姫路城三の丸広場にて
平成中村座 姫路城公演が幕を開けました!おめでとうございます!
※写真は過去、浅草のものです
平成中村座とは、日本各地に江戸時代の芝居小屋「中村座」を模した仮設劇場を建てて行われる公演です。毎年放送されている中村屋のみなさまのドキュメンタリー番組でもお馴染みかと思います!
昨年十月、十一月と二カ月連続での浅草公園に続いて、今年は姫路城でも上演されます。すでにチケットは完売していますが、ふとした拍子にポンと戻りチケットが出る場合がありますので、ぜひ千穐楽まであきらめずにチケットをチェックなさってみてください。
姫路城ゆかりの演目揃い
今回の平成中村座は、ご当地姫路城ゆかりの演目が並んでいます!今回初めて歌舞伎をご覧になる方もおいでのことと思いますので、姫路城ゆかりの演目を簡単にご紹介いたします。
昼の部のゆかりの演目は「播州皿屋敷」。割れたお皿を数える「一枚…二枚…」という声が井戸の中から聞こえてくる…という有名なお菊さんの怪談を題材としたお芝居です。不勉強ゆえ姫路城を舞台としていたとは存じませんでした。怪談ですから、まだに現場で味わうとなるとより一層スリルが増すのではないでしょうか…。舞台の上を亡霊が飛びまわったりと視覚刺激の強い演目ですので、初めての方にも大変おすすめです!
夜の部のゆかりの演目は「天守物語」。泉鏡花の傑作ファンタジーとして知られている有名な物語です。姫路城の天守閣に住んでいるこの世ならざる美しきお姫様が、人間の美青年に恋をしてしまうという大変耽美な内容で、ファンタジックな世界観がお好きな方にとってはたまらない舞台かと思います。玉三郎さんの演出で七之助さんがお勤めになるという趣向で、こちらも現地で味わうのは格別と想像されます。このすえひろも関西に住んでいればぜひ拝見したかった貴重な舞台です。戻りのチャンスがあればぜひにとおすすめいたします!!