あす7日(水)大阪松竹座の夏恒例の七月公演 関西・歌舞伎を愛する会 第三十一回 七月大歌舞伎のチケット一般発売が始まります!
関西・歌舞伎を愛する会というのは、歌舞伎発祥の地である上方において歌舞伎興行が厳しい状況に置かれていた時代に、地域での歌舞伎への関心を高め文化を復興することを目的に発足されたボランティア団体です。
今回も仁左衛門さんや鴈治郎さんといった上方を代表する大名跡の方々に加えて、菊之助さんや幸四郎さんといった華やかなお顔触れが揃っています。チケットは早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
一般発売日
2023年 6月7日(水)10:00~
会期・上演時間
2023年7月3日(月)~25日(火)
昼の部11:00~
夜の部16:00~
休演:10日(月)、18日(火)
チケット料金
一等席 18,000円
二等席 9,000円
三等席 5,000円
みどころ
今回の七月大歌舞伎は、ベテラン勢から若手花形まで華やかなお顔触れが揃っています。彌十郎さんや染五郎さん、隼人さんなど近年の人気ドラマでご活躍の方々も勢ぞろいしていますので、初めての方には特におすすめです。ファンであるか否かにかかわらず、舞台の上に見知ったお顔がありますと、より芝居の内容が入ってきやすく、また印象深くなります。
どちらの部を見ようか迷っておいでの方もいらっしゃると思いますので、個人的な初めての方へのおすすめ演目を各部ざっくりとご紹介いたします。
昼の部は「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」がおすすめです。
数ある歌舞伎舞踊の中でも最も有名で、女形の舞踊の最高峰とされているものです。今回は菊之助さんがお勤めになります。とにかくきらびやかで美しい、華やかさの極みのような演目で、うっとりと陶酔しているうちに1時間経っていた…という時空がゆがむような体験ができます。襲名披露などの大きな機会でないと、大阪松竹座の歌舞伎公演での上演機会はなかなかないと思いますので、関西圏の方には特におすすめです。
夜の部は「俊寛(しゅんかん)」がおすすめです。
大坂と大変ゆかりの深い近松門左衛門の作品で、いろいろとあって絶海の孤島に一人取り残されるというハリウッド映画さながらの物語です。
今回は主役の俊寛をお勤めになるのは仁左衛門さんです。仁左衛門さんの俊寛は繊細な表現が随所にちりばめられていて、涙なしには見られません。初めての方はもちろん外国の方でも共感できるようなとても普遍的な物語ですので、歌舞伎は難しいのではないかと不安な方にもぴったりではないかと思います。
今回はこのすえひろも馳せ参じます。大好きな大阪の夏を堪能できるのが本当に楽しみです!