歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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2023年をふりかえり…

大変ご無沙汰しております!

はや2023年も最後の夜となりましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

このすえひろはといえば、今月はじめに大阪・京都へ顔見世を見る長旅をしてからというもの、しばらくブログへのログインがどうにもできなくなってしまったり、PCおよびネットワークの不調、会計作業、年の瀬のさまざまな雑事などで日々バタバタと右往左往しており、ようやく落ち着いて筆を執っております…。おかげさまで元気にしております。

 

そんななかでも芝居は変わらずモリモリと拝見しておりまして、今月は歌舞伎座の一部二部三部、そして南座の顔見世昼の部夜の部、ルパン歌舞伎と楽しんでまいりました!

仁左衛門さんの口上のかわいらしさや、想像以上だったルパン歌舞伎のおもしろさ、初めて見る初音ミクさんの技術力、玉様の富姫のたまげるほどの少女感などなどさまざまな思い出が蘇ります。

 

歌舞伎界に、つらく悲しいこといろいろなやりきれない出来事があった2023年、ファンの端くれとしては不安な日々でした。世間の荒波のなかでも、芝居が毎月上演され続けたのは本当にありがたいことで、感謝の思いでいっぱいです。

私が愛している歌舞伎は誰かの人生の大きな犠牲の上に成り立っている美しさなんだろうか、そんな風に悩んでしまうこともありますが、つらさ悲しさを忘れさせてくれるのもまた歌舞伎なんだなあと思います。2024年、そしてその先も、歌舞伎界に今よりも良い未来があると信じています。

   

私事ですが、昨年に引き続き脚本コンクールに挑戦しておりまして、今年は「テレビ朝日新人シナリオ大賞」にて最終選考の10作に選出していただきました。「心中のイムヌス」という新内節を題材にしたラブストーリーです。

日の目を見ることのなかった作品ですが、選出してくださった審査員の方々の中に、新内節という存在、さまざまな伝統芸能の世界で生きている方々の存在を何かしら残すことができているのかもしれないと思うと、それだけでも書いてよかったと思えます。

来年こそはさらに良い成績を残し、前進したいです。今後も精進してまいります。

 

これも歌舞伎とは関係ない全くの余談なのですが、先日のM-1グランプリで優勝・準優勝に輝いた令和ロマンとヤ―レンズが2023年1月に開催した第一回ツーマンライブを、数分のチケット争奪戦に勝利して拝見しておりましたことを、ちょっと自慢させてください…。

ヤ―レンズが好きで応援していたのですが、準優勝に輝いたことでこれまでよりもずっと多くの方と楽しさを分かち合うことができ、こんなにもうれしいものなのかと驚いています。今後も様々な場所でご活躍を拝見できることを楽しみにしております。

 

さて、来年はどんな芝居が待っているのでしょうか。

楽しみに2024年を迎えたいと思います。

本年中は大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。

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