本日6日、新橋演舞場にて初春歌舞伎公演
平家女護嶋 恩愛麻絲央源平――SANEMORI PARTII――の幕が開きました!おめでとうございます!
新橋演舞場のお正月恒例、團十郎さんを中心とした座組の公演です。新之助さんやぼたんさんもご出演、ドキュメンタリー番組が放送されたばかりということもあって、注目も高まっているのではないかと思います。
現時点でチケットはまだ購入可能ですが、新橋演舞場は2階・3階の下手側をはじめ一部見えにくい席があります。迷っておいでの方は、どうぞお早目のチェックをおすすめいたします!
おそらく「俊寛」が主な題材
今回上演される「平家女護嶋 恩愛麻絲央源平――SANEMORI PARTII――」は、近松門左衛門の名作「平家女護嶋」を團十郎さんによる新解釈をもとに、新たな演出にて上演するという趣向の演目のようです。
詳しいことはわかりませんが、タイトルや扮装、公開されているあらすじなどを拝見しますと、おそらく比較的上演頻度の高い古典の名作「平家女護島 俊寛」がベースとなるのではないかと思われます!
「平家女護島 俊寛」は、一言で申し上げると「絶海の孤島にたった一人取り残される」という壮大なドラマです。背景には源平合戦をめぐる複雑な事情が様々絡んでいるのですが、言語や時代を超えて胸を打つ普遍性を持っています。
ここに、副題となっている「恩愛麻絲央源平」なる要素がどのように関わってくるのか、というのが今回の大きな見どころなのではないかと思います。おそらく親子愛や夫婦愛、といったものではないかと思われ、幅広い世代の方に届き歌舞伎のすそ野が広がることを期待しております。
今回は歌舞伎公演では200年上演されていないという「朱雀御所(しゅしゃかごしょ)」の場面も含まれているということで、私も楽しみに拝見いたします!