本日7日(日)より、大阪松竹座の2月公演 立春歌舞伎特別公演のチケット一般発売がはじまりました!
大阪国際文化芸術プロジェクトと冠された公演で、鴈治郎さん扇雀さん愛之助さんといった上方にゆかりの方々そろい踏みです。演目も上方ゆかりの名作が並んでいて、歌舞伎を初めてご覧になる方に大変おすすめです。公演期間が短いですから、チケットは早めのチェックをおすすめいたします!
公演の詳細
一般発売日
2024年 1月7日(日)10:00~
会期・上演時間
2024年2月2日(金)~18日(日)
昼の部11:00~
夜の部16:00~
休演:8日(木)
チケット料金
一等席 15,000円
二等席 8,000円
三等席 4,000円
みどころ
2月の立春歌舞伎特別公演は「大阪国際文化芸術プロジェクト」と冠している通り、上方ゆかりの役者さんと演目が揃った華やかな内容です。愛之助さん鴈治郎さん扇雀さんといったベテラン勢はもちろん、今後の活躍が期待される若手の壱太郎さんと尾上右近さんのご競演によるご当地の名作「曽根崎心中」も楽しみですね。
どちらの部を見ようか迷っておいでの方もいらっしゃると思いますので、初めての方へおすすめしたい演目を各部ざっくりとご紹介いたします。
昼の部は、「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」。平家物語などを題材とした時代物浄瑠璃の名作として知られる演目です。
もとは人形浄瑠璃を歌舞伎化した全五段の長い作品なのですが、歌舞伎ではそのうち「義賢最期」「実盛物語」という2つの名場面がそれぞれ独立して上演されることが多いです。今回は大変珍しい「竹生島遊覧」の場面を含め、通して上演するという貴重な機会であります。
なかでも初めての方には、一幕目「義賢最期(よしかたさいご)」がおすすめです。十二代仁左衛門、そして当代の仁左衛門さんが復活させた松嶋屋ゆかりの演目を愛之助さんがお勤めになります。組んだふすまの上に役者が乗っててそのままふすまをバターンと倒したり、頭から前に倒れたりといった息を呑む緊迫の立ち回りが見どころで、歌舞伎役者の方々の人間離れした技の数々に圧倒されます!
夜の部は「曽根崎心中」がおすすめです。近松門左衛門没後300年を記念して上演されます。ご当地ゆかりの実話ですので、大阪の方には馴染みの深い演目なのではないかと思います。内容を一言でざっくり申しますと、思い合う若い二人が運命に阻まれて心中を選ぶというものです。普遍的な恋の悲劇であります。
今回は壱太郎さんと尾上右近さんがお初と徳兵衛のカップルをお勤めになります。ご共演も多く、息の合ったお芝居を見せてくださるのではないでしょうか。また花形ならではの瑞々しさも手伝い、お初徳兵衛の切なさが胸に迫って感じられるのではないかと想像します。若い世代の方には特におすすめです!