ただいま福岡は博多座で上演中の
六月博多座大歌舞伎!
菊五郎さん率いる一座による古典の名作ぞろいの興行です。
昼の部「金閣寺」では実力派の若手女形 梅枝さんが、
女形の大役である雪姫をお勤めになります。
「金閣寺」に関して過去にお話したものがいくつかありましたので、
ここにひとつまとめてみます。
今回初めてご覧になる方のお役に立てればうれしく思います!
ざっくりとしたあらすじ
金閣寺は義太夫節という音楽とともに描かれるお芝居。
初めてご覧になる場合は、なにがなにやらわかりにくい部分もあるかもしれません。
ざっくりとしたあらすじをまとめた回がありますので、
補足としてお役立ていただければと思います。
主人公の雪姫は大役
今月梅枝さんがお勤めになる雪姫という役は、
女形の役者さんの大役として知られています。
縄で縛られて桜吹雪のなか涙にくれるという、なんとも被虐的な美しさが魅力です。
秀吉と金閣寺
此下東吉実は真柴久吉というカッコいい登場人物は、
現代においても人気のある歴史上の人物 豊臣秀吉をイメージしたキャラクター。
秀吉と金閣寺の演目の関係についてお話したのがこちらの回です。
極悪人 松永大膳のいろいろ
金閣寺のなかでもうひとり大変特徴的なキャラクターが、
モコモコのロングヘアーをした極悪人・松永大膳であります。
将軍のお母さんを閉じ込め、人妻である雪姫を縛りつけてわがものとしようとするなど
強欲非道なうえに天下まで狙っているおそろしい人物です。
この大膳の演出にまつわる歌舞伎用語がいろいろとあり、
そのことについてお話したのがこちらの回です。
博多座には幕見席があります
一つの幕だけをリーズナブルに楽しめる当日券「幕見席」は博多座にもあります!
当日の朝10時より博多座のチケット売り場にて販売されるそうです。
歌舞伎座と異なり全て指定席とのことですので、立ち見の心配もなさそうですね。
お近くの方やご旅行の方も要チェックです!