ただいま歌舞伎座で上演中の吉例顔見世大歌舞伎!
夜の部「連獅子(れんじし)」は、歌舞伎といえば…というようなシンボル的演目。
歌舞伎をご覧になったことのない方や外国の方にとっても
隈取をして赤や白の毛を思い切り振り回す踊りといえば伝わるのではと思われます。
先日閉幕したラグビーワールドカップでもキャラクターとして採用されていましたね!
そんな連獅子は幕見席の人気も高く、初めての歌舞伎としてご覧になる方も大勢おいでかと思います。
特に今月は人気者の幸四郎さんと美少年と評判のご子息染五郎さんがご共演なさるとあって、連日立ち見も出ているようです。
過去のお話が少しばかりございましたのでひとつこちらにまとめておきます。
芝居見物のお役に立てればうれしく思います!
清涼山の石橋伝説から
「獅子」と聞きますと、毛をブンブンと振り回しているのは
赤いライオンと白いライオンなのではないだろうかと思われますが、
実はこの演目での獅子というのはネコ科のライオンとは直結しません。
中国は清涼山に伝わる、伝説上の生き物「獅子(しし)」についてお話いたしましたのがこちらの回です。
たてがみではない
そしてもうひとつ興味深いのは、
ぶんぶんと振り回しているあの長い毛ではないでしょうか。
あの毛の正体についてお話したのがこちらの回であります!
なにやら獅子のことばかりで肝心の内容については
ほとんどお話できていないことがわかりましたので、
今月のうちに少しばかりお話できればと思います!
今月の幕見席