来たる14日(月)は八月の歌舞伎座公演
八月花形歌舞伎のチケット一般発売日です!
本日12日より東京では緊急事態宣言が発令されることになりましたが、歌舞伎座の公演は中止になることなく続いています。しかしながら現在第二部に出演されている片岡亀蔵さんが、濃厚接触者の可能性とのことで休演なさっています。このまま無事にご復帰なさることを切に願っております。
ワクチン接種も先が読めませんし、夏休みで人出が増える可能性もありまだまだ気を抜けない状況ですから、我々観客の方でも客席から劇場にウイルスを持ち込んでしまうことのないよう、こまめな手洗いと消毒、体調管理に気を付けて参りましょう。
公演の詳細
一般発売日
7月14日(水)10:00~
会期・上演時間
2021年8月3日(火)~28日(土)
第一部 11:00~
第二部 14:30~
第三部 18:00~
休演日:10日(火)、19日(木)
チケット料金
一等席 15,000円
二等席 11,000円
3階A席 5,000円
3階B席 3,000円
1階桟敷席 16,000円
来月も一部のブロックに2席並びのエリアが設けられています。とはいえ会話は控えることが呼びかけられています。お友達とお出かけの際はどうぞご注意くださいませ。
歌舞伎座の感染対策
歌舞伎座の感染対策についてご心配なさっている方もおいでかと思いますので、昨年8月の再開時に実際に出かけてきた際の記事をご紹介しておきます。このあと上演形態は変わりましたが、玄関での入場時の作法は変わりません。
この記事公開後の大きな変更の一つが、筋書の販売再開です。以前は現金のみでしたがキャッシュレス対応になりました。現金授受が心配な方も安心です。ロビーや客席では会話を控えることが推奨されていますので、無事に公演が続くためにもお出かけの際にはぜひ徹底してまいりましょう。
思えば、この記事の公開からかなりの月日が経っているのに、劇場の方々のムードはほとんど緩むことなく厳粛に迎えてくださっています。おそらくプライベートの楽しみなどで我慢なさっていることも多いのではないかと想像します。このような状況下で本当にありがたく思います。出かける私も気を引き締め、感染対策を徹底いたします。
おすすめのポイント
八月の歌舞伎座は、今年も昨年に引き続き納涼歌舞伎ではなく花形歌舞伎と題されての公演であります。花形と題してある通りどの部も人気者勢ぞろいですから、初めての方に大変おすすめです!
こういった月にはいっそ内容というよりも気になる役者さんで選ぶのが一番良いように思いますが、個人的には第三部「義賢最期」をおすすめしたく思います。
源氏再興を密かに願う木曽義賢が、源氏を守るためにたった一人で平家に立ち向かい、満身創痍の体となって壮絶な最期を遂げるという演目です。組んだ戸板の上に立ち戸板がバターンと倒れるままに飛び降りる「戸板倒し」や、直立したまま顔から倒れ込む「仏倒し」などの歌舞伎らしい迫力満点の舞台であります。
先日行われた松竹の鬼滅の刃コラボ企画では、なんとあの煉獄さんが義賢をお勤めになっていたのですよ…ご存知の方にはそれだけでもどんな役どころかおわかりいただけると思います。歌舞伎役者の方々の身体能力やカッコよさを存分に堪能できますのでぜひ初めての方にご覧いただきたい芝居です。