歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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京都・南座で7年ぶりの歌舞伎鑑賞教室が開催中ですね 2022年

現在、京都は南座で歌舞伎鑑賞教室が開催されていますね!

南座での歌舞伎鑑賞教室は2015年以来、実に7年ぶりの開催です。関西圏での歌舞伎鑑賞教室は、貴重な機会かと思います。しかも今回は、狂言師の茂山逸平さんによる解説がつくという大変珍しい趣向です。

南座の興行にしては比較的お手頃な価格で、一階席も一律料金ですので、お子さまや学生の方にも大変おすすめです。南座は劇場空間そのものも大変美しいのでぜひにとおすすめいたします。無事千穐楽まで一回でも多く上演が続くよう願っております。

茂山逸平さんによる解説「歌舞伎のいろは」

歌舞伎鑑賞教室の演目は「義経千本桜 吉野山」。

現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でもお馴染みの源義経ゆかりの演目です。ちょうど今後の放送で描かれると思われる義経の都落ちをモチーフとしています。

大河ドラマでは石橋静河さん演じる義経の愛妾・静御前が、義経の忠臣の佐藤忠信をお供として、義経を追って吉野山を目指すという場面を描いています。実はこの佐藤忠信が、人間ではない…というのがおもしろいポイントです。

演目についてはこのブログでもお話したものがありますので、こちらにご紹介いたします。お役立ていただければ幸いです。

www.suehiroya-suehiro.com

また今回は、「歌舞伎のいろは」と題した解説を、なんと狂言師の茂山逸平さんがお勤めになります!

伝統芸能の枠組みでひとくくりに語られがちですが、歌舞伎と狂言は本来全く異なるジャンルの芸能ですので、狂言師の方から歌舞伎がどのように語られるのかが非常に興味深いですね。また、歌舞伎を鑑賞しながら狂言についても見聞を深められるというお得感があります。

茂山逸平さんは朝ドラ好きの方にはお馴染みの役者さんでもあるかと思います。大変貴重な機会ですので、お近くの方にはぜひにとおすすめいたします!

公演の詳細

歌舞伎鑑賞教室は現在のところまだチケットが購入できるようです!公演期間が短いので、お求めの方は早めのチェックをおすすめいたします。

www.kabuki-bito.jp


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