本日、歌舞伎座にて
歌舞伎座新開場十周年
吉例顔見世大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
顔見世というのは江戸の歌舞伎界の言葉で、簡単に申しますと向こう1年のオールスター勢ぞろいというような意味合いです。歌舞伎座では毎年11月に顔見世と冠した興行が行われています。
ここのところ11月とは思えないほど暑い日が続いていて、歌舞伎座の顔見世が始まる季節だというのにこんなに暖かいというのは本当に珍しいですね。現在の歌舞伎座が開場して10年、季節感というものが何やらおぼろげになってきましたが、今後も顔見世という言葉から秋の深まりを感じたいところです。
昼の部に菊五郎さんのご出演が決定!
吉例顔見世大歌舞伎は、ベテランの方から若手の方まで多くの役者さんがご出演です。先月国立劇場公演を休演なさっていた菊五郎さんが、昼の部「マハーバーラタ戦記」にご出演なさることが先日発表され、配役に一層の重みが加わったように思います。久しぶりにお姿を拝見できるのが本当にうれしく、このすえひろも歌舞伎座へ出かけるのを心待ちにしております。
上演演目については下の回で詳しくお話しておりますので、一幕見席の演目選びでお悩みでしたら、ぜひご参考になさってください。
そして、壽 初春大歌舞伎の内容が発表されていますね!
壽曽我対面や京鹿子娘道成寺などの名作演目が並んでいて、大変華やかです。道成寺は壱太郎さんと尾上右近さんの配役替えということで、お若いお顔触れにワクワクしております。白鸚さんや福助さんのご出演もうれしく、お正月が待ち遠しいです。www.kabuki-bito.jp