本日、歌舞伎座にて
歌舞伎座新開場十周年
十二月大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます!
つい先日歌舞伎座十周年のお正月を迎えたような気がしているのですが、あっという間に今年最後の公演の幕が開いてしまいました。光陰矢の如しとはこのことですね。
今月は歌舞伎座で超歌舞伎が上演されるという革新的な出来事があり、大きな話題を呼びそうです。歌舞伎ファンの裾野がさらに広がりますように。
初音ミクさんが歌舞伎座に
十二月大歌舞伎は、三部制での上演です。第一部では歌舞伎とNTTの最新技術が融合した超歌舞伎が歌舞伎座初上陸、第二部では松緑さんの講談モチーフの新作歌舞伎「俵星玄蕃」、第三部では玉三郎さん演出の「天守物語」と、各部に話題性にあふれた演目が並んでいます。歌舞伎が初めての方はもちろん、様々な世代の方が楽しめる狂言立てではないかと思います。
上演演目については下記の記事でお話しておりますので、一幕見席の演目選びにお悩みでしたら、ぜひご参考になさってください。
来年、猿若祭二月大歌舞伎の演目と配役もすでに発表されていますね!
十八世中村勘三郎十三回忌追善と冠された公演で、ゆかりの方々と演目がズラリと並んでいます。コロナ禍はじめ苦難の時を迎えているいま、勘三郎さんがいてくださったらと思わずにはいられません。しかしながら、歌舞伎役者の方々それぞれに13年間の時を重ね、戦っておられるのだと思えば、今の舞台を最大限楽しむほかありません。まばゆいばかりの存在感をしみじみと思い出しながら、二月を心待ちにしております。