ただいま京都は南座で上演中の
南座新開場一周年記念京の年中行事
當る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
全国の芝居好きや芸妓さん舞妓さんが集まる冬の恒例行事、京都の顔見世であります。
古典の名作が並ぶ興行ですが特に昼の部「祇園祭礼信仰記 金閣寺」は上演頻度も高く、
過去にお話したものがいくつかありますのでここにひとつまとめてみます。
顔見世への旅がてら実際に金閣寺を拝観するというのも一興かもしれませんね。
芝居見物のお役に立てればうれしく思います!
ざっくりとしたあらすじ
金閣寺は数ある歌舞伎の演目のなかでも特に美しい舞台美術が使われていて、
眺めているだけでうっとり…としてしまうものでありますが、
初めてご覧になる場合はお話の内容がややつかみづらい部分もあるかと思います。
4回に分けざっくりとお話したのが下記の回です。
主人公の雪姫は大役
今月壱太郎さんがお勤めになる雪姫の役は女形の大役として知られています。
縄で縛られ桜吹雪のなか涙にくれる姿は「被虐美」と表現される独特の美しさであります!
秀吉と金閣寺
今回は扇雀さんがお勤めになる此下東吉実は真柴久吉というカッコいい登場人物は、
あの豊臣秀吉をイメージしたキャラクターです!
秀吉と金閣寺の演目の関係についてお話したのがこちらの回です。
極悪人 松永大膳のいろいろ
金閣寺のなかでもうひとり大変特徴的なキャラクターが、
もさもさとしたボリュームのある髪型が特徴の松永大膳であります。
こういった髪型の人物はたいがいが天下を狙う極悪人というのがお約束。
この大膳の演出にまつわる歌舞伎用語がいろいろとあり、
そのことについてお話したのがこちらの回です。
公演の詳細