あさって14日は10月の歌舞伎座公演
十月大歌舞伎のチケット一般発売日です!
8月からコンスタントに歌舞伎座公演があるということが本当にうれしく幸せに思います。しかも今回はいよいよ仁左衛門さんと白鸚さんがお出ましとあって、このすえひろも今から猛烈に高揚しております…!!おおおおお
公演の詳細
一般発売日
9月14日(月)10:00~
会期・上演時間
2020年10月2日(金)~27日(火)
第一部 11:00~
第二部 13:30~
第三部 16:20~
第四部 19:30~
休演日:8日(木)、19日(月)
チケット料金
一等席 8,000円
二等席 5,000円
3階席 3,000円
1階2階桟敷席・4階幕見席はなし
みどころ
8月から再開した歌舞伎座の感染対策についてご心配なさっている方もおいでかと思いますので、まずは私が実際に出かけてきた際の記事をご紹介しておきます。すべてをチェックして周ったわけではありませんが、何らかのお役に立てれば幸いです。
また、八月にはこのようなこともありました。もし遠征なさる方は感染リスクに加え、こういった可能性をぜひ念頭に置かれると良いかと思います。
100%正しいと言える情報はどこにもない状況だと思いますが、少なくとも歌舞伎座では非常に慎重な感染対策が取られているという印象です。
私たち観客の方でも、歌舞伎座へ入場する際にはしっかり体調を整え、少しでも体調が変だなと感じた時には歌舞伎座へ出かけるのをグッと我慢するよう徹底していきたいですね。
そうした心がけが、劇場を守り興行の継続を支えること、娯楽の世界全体が盛り上がっていくことにつながるのではないかと考えております。
さて今回の公演も幕間なしの各部総入れ替えのスタイルが続きます。チケット一枚につき一つの幕のみを見るというものです。今回初めて歌舞伎をご覧になる方もおいでかもしれませんので、一つずつ一言でポイントをご紹介したいと思います!
第一部 京人形
彫刻の匠・左甚五郎が彫った美女の人形に魂が宿ってしまう舞踊劇
主な出演:芝翫さん・七之助さん
第二部 双蝶々曲輪日記ー角力場
プロ力士VSアマチュア力士の八百長騒動
主な出演:白鸚さん・勘九郎さん
第三部 梶原平三誉石切
ダンディなさむらいが鑑定した名刀で巨石が真っ二つに割れる
主な出演:仁左衛門さん・歌六さん・孝太郎さん
第四部 映像×舞踊 特別公演 口上・楊貴妃
中国の楊貴妃をモチーフに京劇×能楽×歌舞伎を組み合わせた幻想的な舞踊
主な出演:玉三郎さん
…といった具合であります。
心の踊るような明るい演目が揃っていてどの幕もおすすめでありますが、このすえひろが個人的におすすめしたいのは第三部「梶原平三誉石切」でしょうか。
梶原平三という情に厚いさむらいが困っている父娘を助けるという物語で、最終的に巨石をパッカーンと切る…という場面が見どころです。何か深いメッセージがあり考えさせられるというよりは、とにかくスカッとしたカッコよさを堪能できるという楽しいお芝居であります。
また、今月の第三部「双蝶々曲輪日記 引窓」をご覧になった方にはぜひ十月の第二部「双蝶々曲輪日記 角力場」もとおすすめしたいところです。同じ物語ですが、引窓の場面からしばらく前の部分にあたり、引窓とは対照的なにぎにぎしい街中の場面です。コントラストが楽しめるかと思います。
近く大規模イベントの参加者上限が撤廃され、劇場でも満席まで観客を入れることができるようになる見込みとの報道がありましたが、ひとまず10月の歌舞伎座は8月・9月と変わらず座席数が大きく減らされたままであります。
歌舞伎座はお客さんもご出演の方も比較的高齢ですので、いきなり満席というのは難しそうであるなと個人的には思っています。また近ごろの劇場の静かなようすを見ていますと、上限が撤廃されたからといってすぐにこれまで通りに戻るとは思えず、それなりの時間がかかるのではないかと感じております。
しかしそうはいっても、良い兆しが見えかけていることには違いないと思います!近ごろは配信なども充実していますから、自分のできる範囲で懸命に消費に励み、歌舞伎はおもしろいなあと周囲に触れてまわり、地道に盛り上げていく所存です!!