歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

広告

十一月をふりかえり… 2023年

早いもので十一月も今日でおわり…

今月は歌舞伎座の定額制サービスを利用しまして、芝居に忙しいひと月でした。

  

定額制サービスというのは松竹歌舞伎会の会員に限定販売される、歌舞伎座通い放題チケットのことです。公演によって販売されたりされなかったするようですが、2万4000円で2階の空席を何度でも予約できるという夢のサービスであります。18000円の一等席も対象ですので、昼の部・夜の部と見れば元が取れてしまいます。

定額制サービスはなんだかクセになってしまいますね…日々思考停止状態で自動的に東銀座へ向かっていました。一度生活レベルを上げると下げるのは難しいと聞きますが、確かにもう戻れない感じがします…。おおお。。

使用感はこちらにまとめてありますので、ぜひご参考に。(古い情報です。最新情報をご確認ください)

www.suehiroya-suehiro.com

 

千穐楽を終えて先日は吉右衛門さんのご命日で、しみじみと舞台の思い出を振り返りながら過ごしました。ちょうど歌舞伎座で仁左衛門さんと歌六さん米吉さんがご共演の松浦の太鼓を拝見できたこともあり、懐かしさがひとしおでありました。夢でも良いので、松浦候のあのお声をもう一度自分の耳で聞きたいですね。

吉右衛門さんがこの世を去られてからというもの、芝居仲間たちの憔悴が気がかりでならず、今でも埋まらぬ大きすぎる穴に途方に暮れています。悲しいですが、今後も埋まることはないでしょうし、埋めるものでもないのかなと近ごろ気が付きました。自分が生きて楽しめる限られたひとときを存分に味わい尽くす以外になす術はありません。

 

来月はどんな芝居が待っているのでしょうか。

このすえひろは、顔見世をかねて大阪・京都への少し長い旅を計画しております。すでに日本にもいるとされるトコジラミなる虫の報道に戦々恐々としておりますが、無事帰還できますように。素敵な場所や良き芝居など、ブログでもご報告できればと思います。

楽しみに今夜は休みたいと思います。おやすみなさいませ。

Copyright © 2013 SuehiroYoshikawa  All Rights Reserved.