ただいま歌舞伎座で上演中の
芸術祭十月大歌舞伎!
夜の部「三人吉三巴白浪」は、歌舞伎屈指の名作として知られる人気狂言です。
お馴染みの芝居として冒頭の一場面のみを上演することも多く、
なかなか全貌が明らかにならない演目ですが、今月は通し狂言で上演されています!
奇数日・偶数日の配役替えでも注目を集めていますので
この機会に以前お話したものをひとつまとめてみたいと思います。
何らかのお役に立てればうれしく思います!
ざっくりとしたあらすじ
三人吉三は冒頭の「大川端庚申塚の場」が最も上演頻度が高く、
上演時間は30分あるかないかという具合なのですが
そのあとにかなり複雑に入り組んだストーリーが続くのであります。
以前大川端庚申塚の場のみ上演された際にざっくりとあらすじをお話しております。
三人吉三にまつわる用語「世話物」「黙阿弥」「白浪」
三人吉三をより楽しむための歌舞伎の大切なキーワード
「世話物」「黙阿弥」「白浪」の3つについてお話したのがこちらの回です。
江戸の街の厄落としビジネス
最も上演頻度の高い冒頭の場面「大川端庚申塚の場」に登場する
厄払いの声が気になり、その存在について調べてみた回がこちらです。
芝居の内容に直接関連はありませんが、より面白くご覧いただけるかと思います!
お嬢吉三が手に入れたお金の額は?
こちらは完全にこのすえひろの個人的趣味で、
名ゼリフである「思いがけなく手に入る百両」を
馴染みの立ち食い蕎麦の価格で換算したものであります。
ご興味あらばお読みいただければうれしく思います!