歌舞伎ちゃん 二段目

『歌舞伎のある日常を!』 歌舞伎バカ一代、芳川末廣です。歌舞伎学会会員・国際浮世絵学会会員。2013年6月より毎日ブログを更新しております。 「歌舞伎が大好き!」という方や「歌舞伎を見てみたい!」という方のお役に立てればうれしく思います。 mail@suehiroya-suehiro.com

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【2024年2月 大阪松竹座で上演中!】やさしい源平布引滝 まとめ

ただいま大阪松竹座で上演されている立春歌舞伎特別公演

大阪国際文化芸術プロジェクトと冠され、鴈治郎さん扇雀さん愛之助さんといった上方にゆかりの方々そろい踏みの公演です。演目も上方ゆかりの名作が並んでいて、歌舞伎を初めてご覧になる方に大変おすすめです。

 

昼の部で上演されている「源平布引滝」は、時代物浄瑠璃の名作として知られる演目。元は長い物語なのですが、現在はそのうち「義賢最期」「実盛物語」の二つの場面が上演されています。今回は大変珍しい「竹生島遊覧」の場面も上演される貴重な機会です。

義賢最期」「実盛物語」については、こちらのブログでも過去にお話したものがあります。お役に立ちそうなものを一つまとめますので、何らかのお役に立てれば幸いです。古いものも含まれており、内容が拙くお恥ずかしいのですが、何卒ご容赦願います。

そもそも源平布引滝とは

源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)は、全五段にわたる時代物浄瑠璃。1749年(寛延2)11月に大坂は竹本座にて初演された並木千柳 、三好松洛による人形浄瑠璃です。その名の通り、平家物語や源平盛衰記などで描かれた源平合戦を題材としています。全五段のうち現在上演されている「義賢最期」と「実盛物語」の簡単な内容は下記の通りです。

義賢最期

平家が栄華を極める世の中で追い詰められた木曽源氏の義賢(源義朝の弟)は、百姓九郎助に身重の妻・葵御前を託して落ち延びさせる。そして平家の討手にたった一人で立ち向かい、壮絶な最期を遂げる。

実盛物語

九郎助の娘・小万は源氏の白旗を託す。義賢から源氏の白旗を託された。しかし平家に追われ、琵琶湖で旗を握りしめた腕ごと切り落とされてあえなく落命。一念の力によって葵御前に白旗が届けられる。

そんななか葵御前は産気づき、平家方の温情ある侍・斎藤実盛の計らいのもとで木曽義仲を無事出産。小万の息子の太郎吉が手塚太郎として義仲の忠臣となること、二人で平家方の斎藤実盛を討つ未来を予感させる。

義賢最期あらすじ

義賢最期のあらすじをお話したのがこちらの回です。長くなってしまいましたが、源平合戦の事情や歌舞伎独特のキャラクターなどを含めてお話しています。

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実盛物語あらすじ

実盛物語のあらすじはこちらです。

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登場人物・元ネタ

主要な登場人物や、元ネタにおける描写などについてお話したのがこちらの回です。一つの演目にいろいろな楽しみ方があると思いますので、何かのきっかけとしてお役に立つことができれば幸いです。

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公演の詳細

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